津南町移住への回帰2

津南町移住への回帰2

お結び1 東京から津南町へ

引っ越しの日は決まった11月13日

東京では引っ越しの準備と

津南で生活するのに必要な4DWの車探し

役場などの移転手続き

何しろ雪国わからな過ぎて大方現地調達に決めた

借りた2トントラックに出発の前日に友人と父親と荷物を積み込み

翌早朝 出発

いよいよ始まった津南町での生活

亀岡集落 一軒家 2LDK二階建て 築30年 お家賃35千円

冬のお務めは国道除雪の助手席に乗るアシスタント

雪国を体験するにはこれ以上の仕事はなかった

妻は日に日に大きくなるお腹で一足お先にタケオさん家で

ユリの選別作業のアルバイト

お結び2 亀岡集落

津南での暮らしは新鮮なことだらけ

11月ともなれば雪降り間近、朝晩は寒い

住所には出てこない集落名だったり

隣組と言うグループだったり

屋号と言う各家の通称だったり

屋号が必要な理由はすぐに理解できた

集落内は本家もしくわ親家と呼ばれる名字と

その家から別れていった分家が多く

上の名前だとみんな振り向いてしまう

山間部では名前で住んでいる集落がおおよそ検討ができる

早河だと珍しいから明らかに津南以外の土地から来たとわかるくらい

屋号は本家からの位置関係で

上・下・南だったり

かつての職業で

桶屋どん・鍛冶屋・提灯屋だったり

家の大家さんがすぐ裏に住んで居たため

お結び3 隣組さん

大家さんと共に

集落の代表を務める総代さんと隣組の7軒にあいさつ回り

田舎はうわさが早い、どこお宅を回ってもユリを育てるために来たことも

東京から来たことも大方の情報は話さずとも知っていた

当時まだ心臓に毛の生え方が少なかった自分にはビビる要素でもあった

悪いうわさもすぐに広がるぞ ドキッ

お結び4 土木作業員

冬場国道除雪を担当するのは地元の建設業者さん

本格的な雪が降らないため職人差たちと一緒に土木工事の作業員

始めての現場は無印良品キャンプ場のある山伏山

道路のわきに壁を作り土砂崩れを防ぐ工事

お結び5 初雪

11月20日

標高が高いため降り出した雨がみぞれそして雪に変わっていった

自宅付近は標高が低いので雨

その年の本格的な雪は遅かった

自宅付近にも降るも積もっては消えを繰り返していた

お結び6 集落の人々

正月、あたりに雪は無し公民館に集落全体の家の主が集まり年賀交換会が行われる

あらためて皆様にご紹介いただきお酌に回る

さすが酒蔵の多い新潟県

浴びるほど飲む、公民館を出てさらに

新年のお挨拶と称して一軒づつはしご酒が続く

しまった!緊張してお酒を飲めないと言えず飲んでしまった

帰宅直後から翌日午後三時までポカリスエットをわきに置き

便器に抱きついたままだった

お結び7 雪本番

1月6日 本格的な雪の降り始め

国道の除雪の仕事は深夜2時に除雪隊長の連絡で自宅を出る

連日降り続けば除雪前の道を出勤するため前日から会社の事務所に泊まることもあった

初めての雪国どんなに降ってもワクワクした

こんなに降る雪見るのはじめてだから

多いときは一時間に30センチも積もる

タケオさんの心配をよそに雪を楽しんでしまった

今回はブログではなくてコラムでしたね

古い話で写真がなくて

今宵はこの辺で

つづく